夜寝る前には「できなかったこと」ではなく「できたこと」を数える
私が再度うつ病や心の病気にならないように心がけていることのひとつに、夜寝る前に「できなかったこと」ばかりを振り返らないようにする、ということがあります。
人は「できなかった」ばかり責めてしまいがち
「あれもできなかった」
「今日はこれが駄目だった」
無意識のうちにこういった思考になってしまう人、本当に気をつけて。だってきっとあなたは、どこまで頑張っても自分を追い詰めてしまうし、無意識のうちに自分の駄目なところにばかり目がいってしまっているから。うつになる人の典型ですよ。
それに夜寝る前にこういったことを考えると、睡眠の観点から見てもよくないです。「~だからだめだった、よし、だから明日はここを改善しよう」と前向きに切り替えられるのであれば良いけれど、「できなかった」反省ばかりぐるぐると考えてしまう人は、きっとそこから抜け出せなくなるタイプでしょ?
気が付けば眠れなくなっていた、という人は多いのではないでしょうか。だから「できなかった」を夜に考えるのはやめましょう。
こちらで紹介した、「夜に考え事をしない」理由と同じです。ほんと、夜に「できなかったこと」を数えるとろくなことにならないよ。
「できたこと」もっとほめてあげようよ
職場の上司や先輩、はたまた学生時代の先生などを思い出してみてください。人を上手にほめることができる人は、人を育てることがとっても上手ではありませんでしたか?人を上手に動かすためには「できたこと」をほめてあげることはとても大切なんです。
人は「できなかったこと」ばかりを指摘されると悲しくなります。そりゃ、ほめてばかりいられないことはわかりますよ。でも、いつもいつも「できていないこと」ばかり指摘されると悲しくなりますよね?
自分に対しても同じです。「できたこと」も、もっと褒めてあげましょうよ。
自分をもっと認めてあげよう
「できなかった」自分ばかり責めてしまうと自己肯定感が低くなります。自己肯定感が低いと、自分で自分を認められなくなってしまいます。だからもっと自分で自分の「できたこと」に目を向けてあげて。
とはいえ、いきなり「できなかったこと」を全く数えないようにすることは無理ですよね。だってそれはその人の性格ですもん。だからまずは「できなかったこと」を数えると同時に、「できたこと」も一緒に数えてあげて。
そうするだけで自然と「よし、だから自分は大丈夫!」と自分に自信を持てるように、自分で自分を認められるようになっていくから。「できなかった」自分も、「できた」自分も、どちらも合わせて「自分」なんですよ。
今日から夜寝る前は、「できなかった」ことではなくて、もっと「できたこと」を振り返ってみてくださいね。自分で自分を大切にしてあげてね。