苦労は買ってでもしろ?苦労した立場から言うと、せんでいい苦労はせん方がいい(笑)
よくね、「若いときの苦労は買ってでもしろ」って言うやん?
日本は我慢を美徳とする風潮があるから、結構いろんなところで耳にする。
いやね、このブログのタイトルが「死ぬこと以外はかすり傷」でして。私は虐待やネグレクトを受けて育った元ACやし、鬱やパニック障害なども一通り経験してる。(詳しくはこちらからどうぞ)
なので、ブログにはまだまだ書いていない黒いお話とかも、正直いっぱいあるのね。
で、比較的苦労はしたほうやと思われる私が、この「苦労はすべきか否か」ということについて、個人的見解をまとめたいと思ったわけでありんす。
よかったら読んでみてね♪
苦労は買ってでもしろ?
「若いときの苦労は買ってでもしろ」という言葉。
比較的苦労した立場から言わせてもらうと(自分で「苦労した」というのもどうかと思うけども。ダサい。)せんでええ苦労はせんほうがええよ(笑)
ライフラインが止まる経験とかさ、お金に困る経験とかさ、虐待やネグレクトの経験とかさ、心や体の病気とかさ。
全部、せんですむんやったら、そりゃせんほうが良いやん(笑)
せんでいい苦労はせん方がいい(笑)
あれと似てると思うのね。不良になった人が更生して、えらいと言われる風潮。
たしかに更生したのは偉いと思う。頑張ったんやとも思う。
ただ、それと最初から真面目にこつこつやってる人が比べられたとき、更生した人の方が評価されたりする。
これはおかしいと思うのね。
いやいや、どちらが偉いと思うかって言われたら、最初から真面目にやってる人の方が偉いと思うよっていう。
それと同じ。
そりゃ、家族仲ええほうがええやん。お金はあったほうがええやん。優しい両親がおったほうがええやん。心も体も健康なほうがええやん。
せんでええ苦労はせんほうが、心は穏やかでいられるし、楽しく過ごせる。
やっぱり色んな苦労をすると、心身ともに疲弊するもん^^;
わざわざ苦労する必要はないよ♪
苦労することが目的になってない?
あとね、思うのは、「苦労することが目的になってないか?」ということ。
確かに苦労したから学んだことはあるよ。
でも、それって、苦労しないと学べなかったことなのかな?
学ぼうと思えば、知ろうと思えば、別に苦労しなくても知ることはできるよね。
上でも書いたけど、苦労することは、正直、心身ともに疲弊することが多い。
知ることが目的なら、「苦労する」という方法を選ばなくとも他の方法があると思うの。わざわざ「苦労する」という方法を選ぶことは、リスクが大きすぎると思うのね。
「苦労する」という方法じゃなくても学ぶことはできるはず。
「苦労すべき」っていう人は、「苦労すること」が目的になっている部分があるんじゃないかなと思うの。
「苦労した」というのは、分かりやすく、「自分は頑張ったんだぞ」っていうのをアピールしやすいし、承認欲求を満たしやすい方法やと思うのね。(良い悪いという意味ではなく)
目的がいつのまにかすり替わっちゃってる。
ただ、苦労したからと言って自分は不幸だと嘆く必要は無い
ただね、だからといって。
せんでええ苦労をした=不幸だ。
これも違うと私は思う。
過去に、とある人が私のことを不幸だと言ったことがあるのね。
今やったら、「へー、そう思う人もおるんや」って流せると思う。
だけど、当時10代前半だった私は、流せなくてブチ切れた。
腹たちすぎて当時のことをあまりよく覚えてないんやけど、確か、めっちゃ食ってかかって暴言吐きまくったと思う (笑)
心から、「くたばれ」と思ったのだけは覚えてる(笑)
お前が私の幸せを決めんなって思った。
すごく、悔しかった。
ちなみにこの言葉を言ったのは私の血縁者。(今は接触を絶っている)
だから正直、「悔しかった」以上に、「悲しかった」んやとも思う。
せんでええ苦労をした=不幸
これは違うよ。
幸せかどうかは自分で決めるのだ。
した苦労は強みに変えてやれ♪
せんでええ苦労はせんほうがええ。でも、した苦労は嘆かずに強みに変えてやればええ。
逆境や生きづらさ、苦しさや悲しみや苦労。いろんなものがあっても、嘆くんじゃなく強みに変えてる人が私は好き。
映画で言えば、『レオン』のマチルダ。
『最強のふたり』のドリス。
『ドラゴンタトゥーの女』のリスベット。
なんて気高く、美しいんやろうって思う。
せんでええ苦労はしないほうがいい。ただ、した苦労は嘆くんやなく、自分の強みに変えてやればいい♪
私はこれからも、自分の経験を、強みとして、ブログで発信し続けようと思う。
その時どのように乗り越えたかや、どうすれば前向きに生きられるかという考え方は、きっと誰かの役に立つと思うしね♪
以上、「苦労は買ってでもすべきか否か?」についての個人的見解でした。
ちなみにね、漫画家の沖田×華さんは、発達障害の漫画家さん。自身の発達障害という生きづらさを、面白く分かりやすく漫画に書いていらっしゃる。
実は私も少し発達障害(ADHD)の気があるなぁと、最近疑っててね^^;
嘆くのではなく笑いに変える。これってすごいことやと私は思う。すごくおすすめの漫画なので、気になる人はぜひ読んでみてね♪