夜寝る前には「できなかったこと」ではなく「できたこと」を数える
私が再度うつ病や心の病気にならないように心がけていることのひとつに、夜寝る前に「できなかったこと」ばかりを振り返らないようにする、ということがあります。
人は「できなかった」ばかり責めてしまいがち
「あれもできなかった」
「今日はこれが駄目だった」
無意識のうちにこういった思考になってしまう人、本当に気をつけて。だってきっとあなたは、どこまで頑張っても自分を追い詰めてしまうし、無意識のうちに自分の駄目なところにばかり目がいってしまっているから。うつになる人の典型ですよ。
それに夜寝る前にこういったことを考えると、睡眠の観点から見てもよくないです。「~だからだめだった、よし、だから明日はここを改善しよう」と前向きに切り替えられるのであれば良いけれど、「できなかった」反省ばかりぐるぐると考えてしまう人は、きっとそこから抜け出せなくなるタイプでしょ?
気が付けば眠れなくなっていた、という人は多いのではないでしょうか。だから「できなかった」を夜に考えるのはやめましょう。
こちらで紹介した、「夜に考え事をしない」理由と同じです。ほんと、夜に「できなかったこと」を数えるとろくなことにならないよ。
「できたこと」もっとほめてあげようよ
職場の上司や先輩、はたまた学生時代の先生などを思い出してみてください。人を上手にほめることができる人は、人を育てることがとっても上手ではありませんでしたか?人を上手に動かすためには「できたこと」をほめてあげることはとても大切なんです。
人は「できなかったこと」ばかりを指摘されると悲しくなります。そりゃ、ほめてばかりいられないことはわかりますよ。でも、いつもいつも「できていないこと」ばかり指摘されると悲しくなりますよね?
自分に対しても同じです。「できたこと」も、もっと褒めてあげましょうよ。
自分をもっと認めてあげよう
「できなかった」自分ばかり責めてしまうと自己肯定感が低くなります。自己肯定感が低いと、自分で自分を認められなくなってしまいます。だからもっと自分で自分の「できたこと」に目を向けてあげて。
とはいえ、いきなり「できなかったこと」を全く数えないようにすることは無理ですよね。だってそれはその人の性格ですもん。だからまずは「できなかったこと」を数えると同時に、「できたこと」も一緒に数えてあげて。
そうするだけで自然と「よし、だから自分は大丈夫!」と自分に自信を持てるように、自分で自分を認められるようになっていくから。「できなかった」自分も、「できた」自分も、どちらも合わせて「自分」なんですよ。
今日から夜寝る前は、「できなかった」ことではなくて、もっと「できたこと」を振り返ってみてくださいね。自分で自分を大切にしてあげてね。
朝に聴こう!一日のスタートにおすすめな曲
うつを再発しないためはもちろんですが、明るく前向きにすごすため、朝は明るい音楽を聴くようにしています。
ここでは一日のスタートである朝におすすめな選曲をご紹介します。いつも暗いニュースを見てしまって朝から気持ちが沈むというあなた、これからはテレビのニュースではなく明るい音楽で一日のスタートを切ってみませんか?
↑ちなみに私は朝ニュースを見るのをやめました。悲しいニュースを見ると暗い気持ちになってしまうことが多いので(^_^;)
Taylor swift/shake it off
こちらは車のCMでも使われた有名な一曲。テイラーといえばこの曲を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
「I stay out too late!!」という一言から始まる、思わず踊りたくなる曲です。日本語表記は「シェイク・イット・オフ〜気にしてなんかいられないっ!!」そうです、気にしてなんかいたら駄目なんです。朝はこの曲でテンションを上げていきましょう!
ちなみにPVのテイラーの一生懸命さがとてもチャーミングですのでそちらもよければぜひ見ていただきたい(笑)
曲の最後のテイラーがなんともチャーミング。
Carly Rae Jepsen/I really like you
こちらも日本で有名な洋楽。シャンプーのCMだったかな?恋する女の子の気持ちを歌ったなんともかわいらしい一曲です。ポップで明るい曲ですね。
PVではトム・ハンクスがノリノリで踊っています。
ちなみに私は、「このPV、トム・クルーズがノリノリで踊らはるねんで!!」と言って人に見せたところ、トム・ハンクスだったということが発覚したという逸話を持っております。なんというトム違い...。
みなさん、踊っているのはトム・「ハンクス」ですよ!!
superfly/Alright!!
やっとJPOPかよと思われたらごめんなさい。結構雑食でなんでも聞くもので。
superflyは、他にも朝にぴったりな曲が多数あり迷ったんですが、力強くて朝からパワーをくれそうなこの一曲を選曲しました。
こちらは確かドラマの主題歌でしたね。もやもやして「あー!!」となった朝はこの一曲で気分を上げていきましょう。「やってやるぜ!!」というパワフルなエネルギーが沸いてくる一曲です。
反骨精神じゃないけれど、少し攻撃的なくらいのエネルギーが沸いてくる一曲ですね。
西野カナ/have a nice day
西野カナの暗い曲は苦手なんですが(「会いたくて会いたくて...」ってやつとか)こちらはとにかく明るい気持ちになれるので好きです。
ちょっと痛いと思われるかもしれないけれど、まさに「頑張れ私頑張れ今日も」って自分に対して言い聞かせることは、明るく前向きに生きていくためには絶対に必要なものだと思います。
常に「頑張れ私!」って自分だけは自分の味方であり応援団でいてあげたいものですね。
「頑張れ私!頑張れ今日も!」
以上、私がおすすめする朝におすすめな曲まとめでした。一日の大切なスタート、どうせなら明るい気持ちではじめたいものです(^^♪
「〜ねばならない」「〜しなきゃ」「〜べき」はやめる
辛い・苦しい・しんどいと思ったら、自分に余裕がなくなっているなと感じたら、一度立ち止まってぜひ考えてみてほしいことがあります。
それは自分の中で、いろんなことに対し、「〜ねばならない」「〜しなきゃ」「〜べき」という考えになっていないかということ。
自分を苦しめ、追い詰める言葉
私もついつい「〜ねばならない」「〜しなきゃ」「〜べき」という考えで頭の中がいっぱいになってしまうことがあります。忙しくて余裕がなくなっている時や、やることがたくさんある時は、ついついこういう考え方になってしまいがち。
でもこれらの言葉は、それだけで自分を苦しめ、追い詰めてしまう言葉です。ちなみにうつ病になりやすい人は、この言葉を無意識のうちに使ってしまうのだそう。無意識に自分を追い詰めてしまうみたいですね。
「〜しよう」にシフトする
「出かける前に、掃除しなきゃ、洗濯しなきゃ、あれもしなきゃ、これもしなきゃ…」
こう考えるとピリピリしてしまいます。知らず知らずのうちに焦る気持ちは生まれるわ、余裕はなくなるわで良いことなしです。
だから無意識にこういった考えが出てきたら、「〜しよう」に言葉をシフトしてみて。
「掃除しなきゃ」「洗濯しなきゃ」
じゃなく、
「掃除しよう!」「洗濯しよう!」
って言葉を置き換える。
口に出すのもオススメですよ。自分に言い聞かせるように、「掃除しよう!」「洗濯しよう!」って口に出して言ってみる。大丈夫、家の中であれば、1人で喋っていてもそれほど問題にはなりません(笑)(傍から見ると変人だけどねー(笑)
口に出すことによって自分の耳にも「音」として入ってくるので、より冷静になることができるかと思います。
言葉のもたらす影響
日本には「言霊」という言葉があるけれど、言葉のもたらす影響は想像以上に大きいです。ネガティブな言葉は私たちにネガティブなイメージを与えますし、ポジティブな言葉からはポジティブなイメージを受けます。知らず知らずのうちにね。
↑詳しく知りたい方はこちらもよかったらどうぞ
だから、自分を追い詰める言葉はなるべく使わず、前向きな言葉にシフトしていきましょう。自分で自分を追い詰めてしまうのはとてももったいないことですよ。一種の「悪い自己暗示」を自分で自分にかけてしまっているわけですからね(^_^;)
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考えがまとまらない時は、徹底的に紙に書き出そう
ライフハックと偉そうに言えるほどのことではないのだけれど、ある人に教えてもらい実践するようにしてみたらとってもよかったことがあります。なので紹介。
頭の中がモヤモヤして考えがまとまらない時、よかったら一度試してみて!
考えがまとまらない時はたいてい考えすぎ
頭の中でいろんな考えがモヤモヤしてきてまとまらなくなることってありますよね。その原因は、たいてい考えすぎていることによるものです。考えて考えて、いろんな考えが出てきて、頭の中がパニックになって、まとまらなくなるんですね。
そのまま脳を使い続けるのはおすすめしません。酷い場合には、ある日突然頭がまわらなくなったりしますからね。(これはうつ病の症状のひとつですが)だから脳を少し休めてあげましょう。
片っ端から紙にバンバン書き出す
考えがまとまらないとき、そのまま頭の中で考え続けてもたいてい上手くまとまりません。だから今思っていることを片っ端から紙にバンバン書き出してみてください。
別に綺麗にまとまっている必要はありません。書き出す目的は、頭の中を整理することです。だから頭に浮かんだことやふとした言葉、殴り書きでも箇条書きでもなんでもいいからとにかく書き出す。
書き出す紙も、チラシの裏でもコピー用紙でもノートのあまりでもなんでもいいです。頭の中を空っぽにするつもりで、とにかく書き出しましょう。
全て出したら整理する
思いつくことを全て書きだしたら、続いてそれらをまとめる作業に入ります。これも、自分さえ分かれば良いので、細かいルールはありません。
丸で囲むであったり線でつなぐであったり、なんでも構いません。とにかく自分がわかるように整理していきます。
自分で自分を客観視
考えがまとまらない時は、たいてい考えすぎて頭の中がゴッチャゴチャになっています。頭の中がパニックになっているんですね。だからとにかく一度それらを全て紙に出してしまう。
急がば回れという言葉があるけれど、頭の中で悶々とそのまま考え続けるのではなくて、あえて紙に書き出すという作業を挟む。
- 紙に書き出す
- まとめる
というステップを踏んで、一度冷静に客観視できる状態にするんです。
イメージとしては、部屋の片付けの際に一度全ての持ち物を出して、その後定位置を一つずつ決めていく感じです。(分かりにくいかな^_^;)
良かったら試してみてね!
びっくりするほど頭の中がクリアになるよ。
仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。【電子書籍】[ 小西利行 ]
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【うつ病のときの気持ち】「死にたい」ではなく「今のままでは生きていたくない」「生きられない」
うつ病の人がよく口にする、「死にたい」「消えたい」という言葉。
うつ病を経験したことがない人からすれば、「なぜそんなことを言うの?」という気持ちになりますよね。きっと疑問に思うだろうし、理解に苦しむことでしょう。
今はそこまで思いつめることは少なくなったので、私も当時を冷静に振り返れる部分があります。なので当時の感情を思い出しつつ、客観視も踏まえながら、私なりに考察してまとめてみました。
うつ病の人はなぜ「死にたい」と言うのか?
うつ病やうつ病の人を理解したい人は、よかったら読んでみてね。
「死にたい」ではなく、「今の状況では生きていたくない・生きられない」
タイトル通りなんですが、うつ病の時の気持ちとしては、私的にはこっちの方がしっくりくると思いました。
うつ病と一口にいっても、いろんなパターンや個人差があって、抑鬱状態が長く続いて徐々に動けなくなることもあるけれど、ある日突然「あれ⁉︎」ってなることも多いです。
「気がついたらうつでしたー!」みたいなね^_^;
そうして病院に行って、「うつ病です」と診断されるんですが、なんというかいきなり絶望のどん底に落とされます。頑張ってもがいて、必死に生きようとするんだけれど全くダメなんです。
何もかも、今まででは「普通にできていたこと」が全くできなくなるのね。
私は一番ひどいときは寝たきりでした。ほんとね、体が動かせなくなります。自分の体やのに。
座っても寝ててもしんどい。辛い。眠れない。何をしても疲れる。お風呂も入れない、文字も読めない、起き上がれない。
そんな自分に対して、自分自身が一番絶望してしまうんです。
自分は何もできなくなってしまった→自分には価値がない→なんのために生きてるんだろう?→「消えたい」に行き着くんですね。
でもこれは、私の場合は少し回復した時期のことです。一番ひどいときの記憶は覚えてないです。
でも少し動けるようになれば「絶望」と「焦り」が頭の中をぐるぐるしてくるんですよ。まともに頭が回らないのに、そんな考えはふつふつと出てきてしまう。うつ病から少し回復した時の自殺が多いといわれる理由だと思います。
客観視と体験談を踏まえ、当時の感情と思考回路をまとめてみるとこんな感じです。
絶望からいかに抜け出すか
大切な人がうつ病だというあなた、本人さんははこれまで必死で戦ってきました。その結果、行き着いた先がうつ病です。
だからどうかそれ以上、絶望に叩き落とすようことはしないでほしいです。もちろん、これもよく言われることだけれど、励ますようなことはできればしないでほしい。だって頑張りたくてもその状況では頑張れないから。
とても難しいことだけれど、絶望からいかに抜け出すか、全てはここにかかっていると思います。もし身近にうつ病の人がいたら、励まさず焦らさず、そっと見守ってあげてほしいです。
個人的には、普段と変わらず接してくれること、そっと見守ってくれることが一番嬉しかったです。
そしてくれぐれも、共倒れだけは避けてくださいね。よかったらこちらも読んでみてね♪
うつ病「予防」に運動は効果的だけど、うつ病「真っ最中」な人に運動はできないよ。
時々、「うつ病には筋トレ!」とか、「ジョギングすれば欝は治る」とかいうトンデモ情報が飛び交っていますよね。経験者として一言言わせていただきたい。
いや、無理ですってば。
うつ病ってやる気がなくなるだけじゃないんだよ
未だにうつ病を甘く見る人がいるけれど、これはれっきとした病気なんですよ。
うつを経験したことが無い人にとっては「なまけている」「甘えている」とか思うかもしれないけれど、経験したからこそ言わせて欲しい。
「重度の鬱病を経験してごらん?世界が変わるから」って。皮肉ではなく、本当に「世の中には理解できないこと、どうしようもない状況がたくさんあるんだ」って視野が広がるから。
うつ病の症状が現れるのは心だけじゃないです。体にも思考能力にも、様々なところに症状が出ます。
重度の鬱病の場合、まず、日常生活が送れなくなります。自分の体がね、まるで自分のものじゃないみたいになるんですよ。全く動かせなくなる。なにひとつするにもまともにできなくなるんです。体が鉛のように重くて動けません。
私の場合、トイレに行くのがやっとでした。お風呂はかなり回復してからですね。入浴した後はぐったりして動けませんでした。
あと、頭がまともに働かなくなる。だから何しても楽しくないというか楽しめない。とにかく「苦痛」なんです。
テレビを見ようにもすごくしんどい。画面の人たちは笑っているけれど、何が面白いのか分からない。本を読もうにも、「理解できない」。あれは地獄でした。人の言うことも理解しようと頑張るんだけれど、全く理解できない。
なんといえばいいんですかね、相手が何か言っているんだけれど、「理解できない」んです。たとえるなら、まったく分からない外国語で話しかけられているような感覚ですかね。突然全く違う世界に放り込まれてしまった感じ。
運動が効果的なのはあくまでうつ病の「予防」
運動がうつ病「予防」に効果的だという意見については私も大賛成です。現に私も今、生活に運動を取り入れていますし。
ただ、運動が鬱病に効果的なのは、あくまで「予防」としてです。ここを間違えて、うつ病患者さんに運動させようとする人はたくさんいるけれど、これは本当にやめて欲しい。うつ病真っ只中の時には本当に辛くて苦しくなるから。だって日常生活でさえ無理なんですよ?
たとえるなら、40度の高熱で苦しんでいる人、全身打撲で絶対安静な人、そんな人たちに「走れ」といえますか?いや、走らせたら間違いなく死にますよね?
運動が効果的なのはあくまで「うつの予防」ですからね。絶対に言わないであげてくださいね。
間違った解釈がこれ以上広まりませんように
正直、経験した側からすると、うつ病の方に運動を進めてくる人には腹が立ちます。
でも、運動を進めてくる人は、「知らない」からやってしまうのも事実で。だからこれ以上間違った解釈が広がらないようにと、この記事に自分の思いをまとめてみました。
運動が効果的なのはあくまで「予防」だからね!まちがっちゃだめよ(^_^;)
【うつ病 再発予防】うつを再発しないためにやめたこと
うつ病は再発しやすい病気だと言われています。ここでは、うつを再発しないために、私がやめたことについてまとめてみました。うつから復帰して手探り状態だというあなた、もし何かヒントになれれば幸いです。
↑ちなみにこちらはうつを再発しないためにとりいれたことまとめです。
朝、テレビのニュースを見ること
一番手っ取り早く情報を手に入れられるのがテレビですよね。朝、テレビのニュースを見ることが習慣になっている人は多いことでしょう。
私も、もともとテレビはほとんど見なかったのですが、社会人としてやはり情報は知っておかなければと、朝、ニュースを見るようにしていました。
しかし、ニュースには暗いものも多く、それが音声と映像となって入ってくるのでとても影響を受けやすいことに気づきました。
文字媒体の記事であれば、自分で「読むか読まないか」を選択できますが、テレビの場合は受動的に入ってきてしまうんですよね。もともと感受性がかなり強いので、知らず知らずのうちにその影響を受けてしまっていたようです。その結果、悲しい気持ちや暗い気持ちになってしまう。
それに今はネットニュースなどもとても優秀なものがありますし、本当に必要な情報であれば入ってきます。なので朝から心をかき乱されるテレビのニュースは見るのをやめました。
「なきゃ」「べき」という言葉
これは知らず知らずのうちに自分を追い込んでしまう言葉です。冷静に自分を振り返ってみると、私はこの言葉がとても多かった。「私がなんとかしなきゃ」「もっとこうすべきだ」と、知らず知らずのうちに自分を追い詰めていたんですね。
正直今でも「なきゃ」「べき」という言葉を使ってしまうことがありますが、そんなときはすぐに「~しよう」という言葉に置き換えるようにしました。言葉ひとつだけれど、これだけでかなり心の余裕が違ってきます。
睡眠時間を削ること
「やることは先にやってしまいたい」というタイプなので、これまでは多少睡眠時間を削ってでも終わらせるようにしていました。時間が欲しくて、一時期は熱心に短時間睡眠についても勉強していたくらいです。
しかし、やはり睡眠は人間にとって欠かせないものです。きちんと「眠る」ことで、自分の体を回復しているわけですからね。だから今は何があっても12時には寝る、そして朝6時に起きる、ということを心がけています。しっかり寝た翌日と、睡眠不足な日の翌日とでは、気持ちも気分も明らかに違います。
何かで読んだのですが、「夜更かしは借金だ」という表現がありましたが、まさにそのとおりだなぁと。
どうしようもないことを考え込むこと
同じ人間であっても、うつになりやすい人となりにくい人がいます。その人たちを見ていると、よい意味で「てきとう」なんですね。どうしようもないことをぐるぐると考え込まない。
これはもともとの性格もあるので、完全に変わることは難しいですが、どうしようもないことをぐるぐると考え込むのは本当にやめたほうがいいということも、身をもって実感しました。
やれるだけのことをやってみて、後はなるようになる!この精神が大切ですね。
以上、私がうつを再発しないためにやめたことでした。うつ病は、その人本来の性格が大きく影響する病気です。だから自分はだめだ、ではなく、自分自身と上手く付き合っていきたいものですね(^^♪
うつ病のとき、されて嬉しかったこと嫌だったこと
大切な人がうつ病だというあなた、大切な人を支えたいと思うあなた、これはそんな人に向けて書いた記事です。
私がうつ病真っ盛りだったときを思い返し、されて嫌だったことと・嬉しかったことをまとめてみました。書いたものを読み返すと、なんて自己中で勝手な、と自分でも思います。でも、嘘偽りなく正直な気持ちを書いてみました。
もし、大切な人を支えたいと思っていて、なおかつどうすればよいか分からないのであれば、ひとつの例として何かお役に立てていただければ幸いです。
「励まそう」「楽しませよう」とはしないで
当時私にはお付き合いをしていた恋人がいました。一人暮らしだった私を心配し、彼はよく家に様子を見に来てくれていました。
そしてなんとか励まそう、元気にしようとしてくれました。同級生をつれてこようとしたり、外に連れ出そうとしたり、寄せ書きを書いて持ってきてくれようともしました。
彼は私のことを本当に大切に思っていてくれていましたし、支えようとしてくれていました。でも、うつ病真っ盛りの時は、それさえ刺激であり負担でした。本来なら嬉しいことであっても、うつ病の時はそれを受け取ることができませんでした。
頼むからやめてくれ、もうほっといてくれと、大泣きしてしまったことを今でも覚えています。頑張らないといけないのも分かっているし、必死であがこうとしても体が付いてこなくて、気持ちばかりが焦ってしまうんです。
だから、励まそう、元気付けようとはしないでほしいです。
嬉しかったのは、見守ってくれること
逆に嬉しかったのは、友達がいつもと変わらず手紙をくれることでした。症状がひどいときはまともに文字が読めなかったのですが、少し回復してきたころ、この手紙が本当にありがたかった。
彼女と私は他県に住んでおり、もともとお互いべったりとした人付き合いはしないほうなので、数年会わないこともざらでした。でも、ふとしたときにぽんと、いつもと変わらず手紙をくれるんですね。それが何よりもありがたかったです。
そして、距離感がまた絶妙でした。押しかけるでもなく、頑張れとも言わず。「何かあればいつでも言ってかけつけるから」と、そっと見守ってくれていました。本当にこれはありがたかったですね。
いつもと変わらず接してくれることはとてもありがたかった
当時の恋人ですが、私との接し方にとても悩んだといいます。どうすればよいのか、何をすれば負担にならないのか、常に全力で考えてくれていました。
そこで彼が出した答えが、「いつもと変わらず接すること」でした。今考えると、これは何よりありがたかったですね。特に励ますでもなく、元気付けるでもなく、特別なことはなにもしない。でも、ただ「顔を見に」来てくれていました。
もし、大切な人が鬱病で、何か助けになりたいと思っているのであれば、もしよければそっとそばにいてあげてください。彼女/彼は、悲観的なことをいっぱい言うし、人生に絶望しているかもしれない。
でも、もし「何かしてあげたい」と思うのであれば、何もせずただ「いつもと変わらず」そばにいてあげてほしいかなと、個人的には思います。
もちろん、あなたがもう耐えられないというのであれば、離れることもひとつの手です。あなたは自分自身を守る権利がありますし、自分自身を幸せにする義務があります。
でも、もしなにかしてあげたいと思うのであれば、特別なことはなにもせずに、「いつもと変わらず」そっと寄り添ってあげてほしいです。うつ病まっさかりの時はそれに答えることはできないけれど、後から思い出すと感謝しかないです。
こちらはとても有名な本ですよね。「欝の夫を支える妻」の立場で描かれたイラストエッセイで、決して悲観的になりすぎず、「支える」ということを考えたときにかなり参考になる一冊だと思います。
人を「支えたい」と思うあなたへ、よかったらこちらも読んでみて欲しいです。
うつ病を再発しないために生活に取り入れたこと
うつは再発しやすい病気だといわれています。
私自身、うつを再発しないように、いろいろと心がけていることがあります。この記事では、うつを再発しないため、生活に取り入れたことについてまとめました。
▲こちらは心理カウンセラーの方のブログなんですが、25年という長いスパンで見ると、なんと8割以上の方が再発してしまうのだそう。
「再発しやすいこと」は知識として知っていたとはいえ、正直この数字にはショックを受けました。
音楽
これまで私は、集中力が切れてしまうのであまり音楽を聞いていませんでした。「やることをやってからゆっくり聞こう」と考えることが多かったんですね。
でも、私の場合、やることを終えたあとにゆっくり聞こうと思っていても、結局次の「やること」を考えてしまっていました。
その状況にあった音楽をチョイスすると、驚くほど効率的に作業が進みます。また、考えすぎていらいらしたときなどは、ふっと意識を外に向けることができるんですよ。
これまでは、煮詰まるとそのことばかりに集中してしまうことが多かったので、これはいいなと思いました♪
朝は起きてすぐにアップテンポな明るい音楽をかけ、寝る前には気分の落ち着くゆっくりした音楽を聴いたりしています。
運動
うつ病予防に運動は効果的です。
※あくまで「予防」ですよ!まちがってもうつ病まっさかりの人に運動させないでね!
ちなみに運動は、音楽と合わせてやっています。朝起きてすぐ、音楽と合わせてスクワット!音楽と合わせて腹筋!みたいな感じです(笑)
多分傍から見ると、どこからどう見ても間違うことなき変人です。なんということでしょう。でも、とてもすっきりと楽しい気持ちになれるので、個人的には気に入っています。
▼ちなみにカーリーの曲は、リズミカルでポップなのでスクワットミュージックにおすすめです(笑)
夜はゆっくりとした音楽を流しながら、呼吸を意識してゆーっくりとストレッチをしています。体をほぐす感覚でゆーっくりと。寝つきが良くなると共に、体の緊張が解けてとても気持ちが良いのでおすすめです。
朝は体を目覚めさせる運動、夜は体をほぐす運動を心がけています。
休養
私は「やることを先にやってしまいたい」というタイプなので、これまでは先にやることを全てやってからゆっくりすることが多かったです。
でもそれでは時間に追われるようになってしまいました。だから「疲れたな」と感じたタイミングで少し休む。
そしてその時は頭の中をぱっと切り替える。これが下手だからしんどくなってしまうのでしょうね。
▼こちらも少し休む方法としてやっていることのひとつです。
そして、何より「睡眠」を大切にするようになりました。夜は12時に寝て朝は6時に起きる。やることがあるのであれば、夜更かしではなく朝起きてやる。こうシフトするようにしました。
以前何かで読んだのですが、夜更かしは「借金」だと。そのときは良くても、後から付けが来ると。
確かにそのとおりだなぁと、身をもって痛感しました。
以上、私がうつ病を再発させないために生活に取り入れたことでした。何か参考になれれば嬉しい限りです♪
「何の病気か」は結果。「何が原因か」を考えたほうがいい
ストレス社会と言われる現代では、メンタルヘルスという言葉はすっかり身近なものになったと感じます。
でも中には、「心が弱いからだ」と、精神論を振りかざしてわざわざ攻撃してくる厄介な人もいます。
個人的意見としては、そういった人は他者を攻撃するのではなく、「自分が今その状態にならなかったこと」をもっと感謝すればいいのにと思います。
心の病気は、誰がいつどんなきっかけでなってもおかしくないんだから。
心の病を抱えて苦しんでいる人へ。自分を恥じる必要は全く無いです。
病気を甘えにするのはやめたほうがいいと思うし、自分で付き合い方は見つけていく必要があるけれど、恥ずかしく思う必要は全く無い。
同時に、何か病気を抱えているのであれば「なんの病気か」よりも「原因は何か」に焦点を当てて考えるようにしてみてほしいと思います。
「なんの病気か」はあくまで結果
私もこれまで、心の病と言われるものであれば、鬱・パニック障害・不安神経症・過換気症候群・解離性障害etc...
それ以外に、消化器・神経系・呼吸器・婦人科系・ホルモンや自律神経系…(もうめんどくさくなってきた(-_-;))
いろーんな病気をやらかしてきました。心の病と呼ばれるものからそのほか各種、体のあちこちやらかしております。
病気ととことん向き合ったし、医者やカウンセリングにも通ったし、本も読んでってやってきたけれど、つまるところ、原因は全て「ストレス」でした。
そして、その原因がどこにあるのかを探ったところ、私の場合は、AC特有の考え方のクセである自分を追い込むクセ、にたどり着いたというわけです。
病気は、あくまで結果でしかなかったわけですね。
原因を解決することの大切さ
なにか物事が起きるときには、全て原因と結果がセットになっています。
もしあなたが今、何か心の病気と闘っているのであれば、その「原因は何か?」にもっと焦点を当てて考えるようにしてみてほしいと思います。
病気や体調不良は、いわば体や心からのSOSなわけですからね。見逃しちゃ駄目。
たとえば、職場がストレスの原因になっていて鬱になったのであれば、仕事を変えるのもアリ。ある特定の人がストレスになっているのであれば、その人から距離を置くのもアリです。
原因がなにかわからなければ、薬や治療によって一時的によくなったとしてもまた再発してしまうことは多いです。原因が解決されない限り、同じことの繰り返しになってしまいます。
だから、「病気」という結果だけに囚われてしまうのではなく、「原因は何か」にもっと焦点を当ててみてほしいと思います。(もちろん病気について知ることもとても大切なことだけれどね。)
私もAC特有の考え方の癖を直せるよう、日々勉強中です(^_^;)