問題があるのは「過去」じゃなく「今」
自分自身のトラウマだと感じることや、どうしたら楽しく生きられるかを考え続けてね、最近すごく思うこと。
生きづらさの原因はね、過去のトラウマや出来事じゃないよ。それらは、苦しむことになったきっかけかもしれないけど、今苦しいことの本当の原因じゃない。
問題があるのは「過去」じゃなくて「今」
過去に原因を探し続けている間は、ずっと苦しいまんまだよ。
「変わりたい」なら、過去ではなく今を見て!
うまくいかないことや苦しいと思うことがあるとき、人は「過去」に原因があると思ってしまうことが多い。
アダルトチルドレンもそう。過去の家庭環境に原因があると思ってしまう。
だけど本当は、過去の家庭環境は「きっかけ」だと私は思う。
確かに過去の家庭環境は、今あなたが苦しい気持ちになることのきっかけには違いない。それを経験しなければ、悲しい思いはしなくて済んだことに違いは無いからね。
だけど、今の自分が苦しい原因は、今の自分の中にあるの。
どういうことかと言うと、原因は、過去の出来事に執着してしまっている今の自分なの。
(いつまでも執着すんな!って言っているわけではないよ)
「これがあるから苦しいんだ!」
「こいつのせいだ!」
ってその出来事やトラウマに執着して、そのせいで自分が幸せになれないと意味づけをしてしまっている今の自分が原因だということ。
過去の自分を掘り下げるのは無意味
アダルトチルドレンを例に挙げていうと(以下ACと書くね)AC関連の本に出てくる「インナーチャイルド」や過去のトラウマは、あまり考えなくていいんじゃないかなと私は思う。
インナーチャイルドとは、自分の中に存在するとされる、子供時代の自分自身のこと。心理カウンセリングなどでは、このインナーチャイルドを癒しましょうということがよく言われる。
インナーチャイルドを癒すとは、過去の自分を想像して、「辛かったね」って寄り添ったり、「あなたは悪くないよ」って声をかけてあげるというもの。
実は私ね、インナーチャイルドを癒す方法も、過去何度も試した。
結果、私の場合は余計に不安定になった( ̄∀ ̄)
なぜなのかと自己分析したところ、この方法は「過去に原因がある」として、行うものだからだと気づいた。
苦しいのは、過去の自分じゃなく今の自分。
だから原因は、過去じゃなく、「今の自分」の中にある。自分で気づけていないだけで。
インナーチャイルドは「過去の自分」だから、それをいくら癒したとしても意味がないんだよ。
むしろこれね、人によっちゃ悪化するとも思う。なぜかというと、嫌な過去をわざわざほじくり返す方法だから。そしてそれに執着してしまいかねないから。
分かりやすく言うと、わざわざ見に行かなくていい「辛い記憶」を掘り起こして、「かわいそうだね」「辛かったね」ってやることなの。
※ただ、鬱真っ盛りの時とか、心が弱ってる時とか、一時的にはこの方法が効くこともあるとは思う。(鬱の時や自尊心が低い人の場合、頑張った自分を認めてあげることがまず最初の一歩だからね。)
だけど、いつまでも過去の自分に原因を探して、辛い過去に焦点を当てて、「辛かったね」「かわいそうだったね」ってやるのは違う。(ニュアンス伝わるかな)
だってそれって、悲劇のヒロインになってるだけやん?
分かりやすく言うと、「私ってかわいそう!」「だってこんなことがあったんだもん!」「だから私は幸せになれないんだわっ!」
…ってずーっとやってるってことなのね。
自分は「幸せになれない」ってゴールを自分で決めてるの。
「幸せになれる」ゴールじゃなくてね。
自分で自分を不幸にしてどうするのさって話ね。
過去ではなく今の自分を掘り下げて
- いじめられた。
- 虐待された。
- トラウマになることをされた。
- 親と分かり合えなかった。
- パートナーからDVを受けた。
いろんな苦しいことがあっても、それはそれ。
今、自分が苦しいと思うのなら、掘り下げるのは「過去の自分」じゃなく「今の自分」。
イメージでいうと、
〇〇が嫌だ!→過去、△△なことがあったからだ!→だから私はしんどいんだ!
これって過去の△△なことを、自分が苦しいことの原因にしてるよね?(△△には、親だったり、パートナーだったり、出来事だったりいろんなことが入ります)
だったら手放す方法もあるのに、わざわざ見に行ってる。ずーっとそこに執着してる。
辛い記憶を握りしめて離さないのは今の自分だっ!
〇〇が嫌だ!→そっか、私は〇〇が嫌なんだな→だから〇〇はもうやーめたっ♪
これでもいいやん?(・∀・)
掘り下げるのは「今」の自分。
原因は「過去」じゃなくて「今」にあるよ〜♪