【月経カップ レビュー】生理の日が変わる!ナプキンでもタンポンでもない画期的な生理用品のおはなし
女性として生まれてくると、毎月戦わなければならない相手がいる。
そうSE・I・RIである。
海外では、月経カップ(ムーンカップ)の使用は一般的なものだそうだけど、日本ではまだあまり利用割合は高くないし、知名度もここ最近になって少し出てきたくらい。
周りを見ても、圧倒的にナプキン派が多く、タンポン派もあまりお目にかかったことがない。私は、ナプキンもタンポンもどちらも使うし、お気に入りのものもある。
ナプキンなら、「センターインコンパクト フレグランス フローラル」がお気に入り。コンパクトで持ち運びに便利で、香りつきなので生理中の不快な臭いが気にならない。
タンポンなら、「ソフィ コンパクトタンポン」がお気に入り。リップぐらいのサイズなので本当にかさばらず持ち運びに便利。アプリケーター式なので使い方も簡単。
ただ、ナプキンはどうしても肌がかゆくなるのと、タンポンは数年前にTSS(時シックショック)を知ってから、使うのが怖くなった。
「TSSってなに?」という人はこちらをどうぞ▼
タンポンで膝下を失ったモデル ローレン・ワッサー インタビュー - VICE
一般社団法人 日本衛生材料工業連合会 | TSS(トキシックショック症候群)について
そこで以前から気になっていた月経カップ を試してみようと思った。
「月経カップ って気になるけど使ってみた感じどうなの?」
「痛くないの?」
「入れた感じどうなの?」
そんな風に思うあなたは、ぜひ読んでみてほしい。(※赤裸々に正直に書くので、生々しいのが苦手な人は注意)
購入した月経カップについて
私が購入した月経カップ がこちら。
結構厳重な感じで届いた(笑)
紫色のカラーがおしゃれ。同じ色のポーチもついていて、収納や持ち運びにも便利。
手のひらサイズ(手が小さいと言われることが多いため、サイズ比が分かりやすいようWi-Fiとの比較写真も)
海外のものなので、なにやら英語で色々と説明書きが書かれている。
入れ方
- 手を綺麗に洗う
- クルクルっと折りたたむ
- 入れる
使い方は箱の側面に絵でも表示されていた。英語がわからなくても安心(ほっ)
月経カップの折り方については、流派というかいろいろな方法があるらしい▼
入れる時のコツ
初めてやってみたところ、これが本気でなかなか入らない。
「え、うそ、こんなん入らんやろ」と悪戦苦闘しながら何度もチャレンジしてみてやっと入ったんだけど、慣れるまでは大変だと思う。
ただ、慣れると数秒で入るようになる。
コツは、「力を抜く」ことと「ビビらない」ことの2つ。
私も最初めちゃめちゃビビってたんだけど、ビビるとこれが本当に全く入らない。中途半端に浅く入ってしまったりして、痛かったりもする(笑)
自分の体の形をよく見極め、「ぐっ!」と押し込むとすんなり入ることが多い。
きちんとした位置に入ると違和感はあまりなく、中でカップが「ぱかっ」と開くのがわかると思う。
ただ、向きなども調節しながらでないと痛いので注意。
入れてみた感じ
上でも書いたように、きちんとした位置に入ると違和感が全くない。
タンポンを使ったことがある人なら分かると思うんだけど、個人的には、タンポンよりも違和感がないように感じた。(きちんと入っている場合)
下手すると忘れてしまうレベル。
違和感がある場合は、きちんとした位置に入っていない可能性が高い。位置や向きを少し調節すると違和感がなくなると思う。
良かった点
月経カップを使ってよかった点。
タンポンみたいに紐が濡れない!
タンポンは、トイレの際に紐が出ているのが結構気になる。尿がついたりするし、私はそれがすごく嫌で、トイレに行くたび交換したくなる。
月経カップには「しっぽ」があるけれど、これは取り出すときに探しやすいようについているだけで、タンポンの紐みたいに体の外に出ない。
だからトイレの際に汚れるという心配がないのだ。
入れてるのを忘れるくらい違和感がない!
使い始めてすぐや、きちんと入っていないときは違和感がありまくる(笑)
ただ、きちんと入ってしまえばほとんど違和感がない。下手するとつけているのを忘れてしまうレベル。
上でも書いたけど、タンポンみたいに紐が出ているわけでもないので、トイレで「おぉ、そうやった!」と思い出す人もいると思う(ここにいる)
長時間入れていられる
タンポンはTSSのことを知ってから余計に、私は長時間入れていることができなくなった。本当に怖い。足切断とかおそろしすぎる。
月経カップはTSSの心配がないため、長時間入れていることができる。
さすがに2日目などの量が多い日は数時間でいっぱいになってしまうらしいけど、比較的長時間連続での使用が可能。
私は寝ているときなどにもつけている。
生理用品の数や費用、負担が減る!
月経カップは長時間付けていることができるため、ナプキンやタンポンみたいには頻繁に取り換えなくていい。
外出時には持ち物が減ってすごく便利だし、生理用品にかかるコスト、生理にかかる負担がすごく軽くなる。
気になった点
では次にちょっと気になった点。
慣れるまで入れるのムズい
まずなんといってもこれだと思う。本気で難しかった。
あまりに入らないし、トイレで長時間あられもないかっこになるため、「何やってんだ私」と、ふと冷静になってしまう自分がいた。
ちょっと生々しい話になってしまうんだけど、経験の多い少ないや出産経験のあるなしによって、入れやすさはかなり変わってくると思う。
外でやるのはおすすめしない(軽くホラーになる)
またまた生々しい話になってしまうんだけど、慣れるまでの間は、外での交換はおすすめしない。単純に入れるまで時間がかかるというのもそうだけど、軽いホラー映画みたいなことになる。
手は血まみれになるし、失敗すると血が飛んだりする(実話)
外で交換するのは、家で練習を積んでからにすることを強くおすすめする。
少し漏れるので単体では使えない
なるべく身軽に暮らしたいので、「生理用品、これだけでよくなるんちゃう⁉」とワクワクテカテカしていたんだけど、どうやらその期待は淡く崩れ去ってしまった。
正直、結構もれる。
構造上仕方のないことなんだけど、ナプキンやおりものシートなどとの併用は必要だと思う。
ミニマリストや旅しながら暮らしている人のブログをいろいろ拝見させてもらったところ、月経カップと布ナプキンの併用をしている人が多かった。
私は、「洗うのめんどくさそう」という気持ちと、「血液が付いた布を何度も繰り返し使うこと」に対して少し抵抗があるので(元看護学生)布ナプキンはまだ使ったことがない。
ただ、生理の日を身軽で快適に過ごしたいなら、布ナプキンとの併用も考えてみてもよいと思う。
最初は怖いし入らない!ただ慣れるととても快適♪
月経カップの使用してみての感想をひとことにまとめると、「最初は怖いし入らない!ただ、慣れるととても快適♪」である。
自分の体の構造を自分でしっかりと知るきっかけにもなると思うしね。
以上、月経カップレビューでした。
月経カップではほかにも、スクーンカップ・エヴァカップ・ローズカップ・メルーナなどが有名。使い比べてみた人いわく、シリコンの硬さや使い勝手に結構差があるらしい。人の体はそれぞれ違うし、自分の体に合ったものを選ぶのがおすすめ。