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インクレディブル・ファミリーのウィンストンとイヴリン兄妹から学ぶ解釈問題

インクレディブル・ファミリー | Disney Wiki | FANDOM powered by Wikiaより

 

インクレディブル・ファミリーの悪役イヴリンと、そのお兄さんウィンストン。

 

見ていて思ったんやけどね、

  • 同じものを見ていても認識や解釈は違う
  • どう解釈するかで未来が変わる

ということがどういうことであるか、この二人を見ているとすごく分かりやすい。

 

心理学でいう、過去やトラウマ、解釈問題がよくわかるなぁと思ったので、ご紹介する。

 

共通の事実は「親が強盗に殺された」

ウィンストンとイヴリンの父親は、ある日、家に侵入してきた強盗に殺されてしまう。

 

父親は、ヒーローに助けを求めようと電話をしたが電話は繋がらず、入ってきた強盗に襲われてしまうのだ。

 

背景として、その当時社会では、ヒーロー活動は犯罪行為として取り締まられていた。

 

兄ウィンストンは「ヒーローが活躍できる社会になればいい」と解釈

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ウィンストン・ディヴァー | Disney Wiki | FANDOM powered by Wikiaより

 

兄のウィンストンは、「ヒーローに電話がつながらず父が殺された」という現実に対し、「ヒーローが活躍できない社会」に問題があると捉える。

 

だからヒーローに対しては肯定的に捉えているし、その後、ヒーローが活躍できる社会に変えようと、スーパーヒーローの活動合法化へ向けての行動を起こす。

 

彼の捉え方では、ヒーローは敵ではなく味方。

 

亡き父親が、ヒーローを愛していたことも肯定的に受け止めているし、ヒーローが再び活躍できる社会を望んでいる。

 

妹イヴリンは「ヒーローに頼ったせいで父が死んだ」と解釈

 

イヴリン・ディヴァー | Disney Wiki | FANDOM powered by Wikiaより

 

妹のイヴリンは、「ヒーローに電話がつながらず父が殺された」という現実に対し、「ヒーローに頼ったせいで父親が死んだ」と捉える。

 

だからヒーローに対して否定的に捉えているし、その後、ヒーロー活動の復活を阻止するための行動に移る。

 

彼女の解釈では、ヒーローは愛する父親を奪った憎い仇。

 

「ヒーローなんかに頼らなかったら父は死ななかった」と、スーパーヒーローの根絶を願う。

 

同じ事象でも解釈が全く違う

比べてみるとよく分かるんやけど、起きた事象や現実は同じなのに、それに対しての解釈が全く違う。

 

そして、「どう解釈したか」によって、その後の未来にも大きく違いがある。

 

解釈の仕方によって、考えることもその後の行動も変わってくるからね。

 

兄ウィンストンは「ヒーローが活躍できない社会」を問題視してヒーローが活躍できる社会を作ろうとするのに対し、妹イヴリンは「父親を助けなかったヒーロー」を問題視し、ヒーロー根絶を目指す。

 

「どう解釈するか」で未来は変えられるし自分で現実は作れる

たとえどんなことがあっても、それをどう解釈するか、どう受け止めて行動するかで、未来を変えることはできる。

 

兄ウィンストンは、ヒーローをより良い社会の実現に活かそうとし、妹イヴリンは、ヒーローへの復習心に囚われてしまった。

 

経験した出来事は同じやのにね。(どちらが悪いとかそういう意味ではなく)

 

自分で現実を作るとはどういうことか。未来を選ぶということはどういうことか。

 

知りたい人は、ぜひインクレディブル・ファミリーを観てほしいなと思う。

 

ほんとね、すごくよく分かるよ♪

 

 

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★前作 「ミスター・インクレディブル」も面白いよ♪