まごうことなきXジェンダー×パンセクだったので、考え方とかまとめてみたよ
Xジェンダーとは、自分の性別がなんであるかが曖昧な人のこと。
男女どちらでもないと感じる人もいるし、どちらでもあると感じる人もいるし、揺れ動く人もいる。
パンセクシャルとは、性別問わず人を好きになる人のこと。
以前から自覚はあったものの、最近またこのことについて考える機会があった。
私はパンセク(人を好きになるのに性別が関係しない)んだけど、
— 都@自由人 (@miyakokara) September 7, 2019
・性別っていらない
・尊敬感情
この2つにめちゃめちゃ共感した
過去を振り返ると、私の場合は友情と尊敬がベース。
だから性別や性的なことを前面に出されると「気持ち悪い」と感じることが多かったなーと#LGBT https://t.co/uXUgAxjFfp
りこぴんさん(@2Rikoko)の記事を読んで、すごく共感する部分があったのだ。
またこの度、セクシュアリティ診断なるものを見かけたのでやってみた。
↓結果がこちら
うん、まごうことなきXジェンダーのパンセクだった。笑
診断自体は簡単なものやし「これだけで決めるのは早計では⁉︎」と思う人もいるだろうけど、問題はそこではなく。笑
悲観やショックは一切無いし「あーやっぱりー?笑」と納得した次第である。
セクシャルマイノリティーやLGBTの中でも、パンセクやXジェンダーは少ないしあまり知られていない。
私自身の考え方を書くことで、もっと性別に対しての認識が自由になればいいなと思ったので書いてみた。
Xジェンダーってなに?
パンセクってなに?
という人はぜひ読んでみてほしい。
Xジェンダーだと自覚した時期
自覚自体は割と早めだったと思う。Xジェンダーという言葉自体は知らんかったけど。
ちょっと暗い話になっちゃうんだけど、私は虐待サバイバーで、「自分が女であること」を否定されて育ったし、まぁ主な虐待内容ではないものの、性的虐待もあった。
その結果、
- 女って弱いな
- 女って嫌だな
- なんで私は女なんやろう
と思うようになった。
昔は、女である自分が気持ち悪くて、男の子の格好をしていたりもした。
「女である自分」を否定し続けていたわけやね。
そこら辺の折り合いの付け方についてはこちらの記事が参考になるかも。かつての私と同じように苦しんでいる人は読んでみてね♪↓
女らしさを否定してたやつが女であることを認めたら超女性らしいものが好きになった話 - 自由人法帳
今はこの感覚はもう無くて、「性別なんてどうでもええわー♪」と考えてるけど。笑
考え方や好みが男の子寄りだったこともある。女の子の遊びや、話してるだけというのがつまらなかった。
でもワイワイ遊べるのって小学生くらいまでで。
ある日突然、今まで友達だと思っていた人が私を好きだったことが発覚したりもして。
身体的特徴も「女性」になっていき、そんな自分を受け入れるしかなかった。
女である自分を受け入れてからも、「男はこう、女はこう」というような性別意識に違和感を感じた。
男の子やのに可愛い人はいっぱいるし、女の子なのにかっこいい人もいっぱいいるやんって思った。
身体的特徴が男女どちらでもある(もしくはどちらでもない)「インターセックス」の存在も知っていた。
この時から私は、
「性別とは男女2種類じゃなくて、曖昧でグラデーションのあるものなんじゃないか?」
と思うようになった。
ブログを書いたり読んだりする中で、医学的にも「中性」という概念があることや実際にそういう人がいることも知った。
その中で、「多分、私ってこれやね」って納得した。たしか20代前半のことである。
パンセクだと自覚した時期
なんとなくパンセクを自覚したのは確か中学生のとき。
「この子かっこいい!」と思った子がいた。勉強も運動もできる、とてもさわやかな子だった。
もうほんとかっこよくてね!笑
気がつけば目で追う自分がいた。
その子は女の子だった。
これまで好きになった子は男の子だったし、それが普通だと思っていた。
でもある日私は女の子を好きになった。
付き合うとかそういうことはなかったけど(告白すらしてないw)、「あ、私って性別問わず人を好きになるんか」と初めて自覚したのがこのとき。
一般的にはこういうことを自覚した際、戸惑う人が大半なんやろうと思う。
でも私の場合「あ、そうなのねー♪」という感覚だった。(ここは自分の肝の座りっぷりを褒めたい。笑笑)
「ま、そういうこともあるよねー♪」という感覚。
悩んでも仕方ないしね。笑
ちなみに、「パンセク」という言葉を知り、しっかりと自覚するようになったのは最近のことである。
性別の概念がない
私の感覚としては、もともとあまり性別を意識していない。
男はこう、女はこう、といった性別の概念がない。
上でも書いたけど、男性でも可愛い人をたくさん見てきたし(外見・性格のどちらも)、逆に女性でもかっこいい人をたくさん見てきた。
男は女はという考え方自体があんまないし、好きじゃない。
「対・人」として人を見る
これは私が虐待サバイバーだということもあるんだけど、人を見るときは「対・人」として見ていると思う。
たとえば、「親」として見てしまうから、虐待などのひどい行いをされても信じたくなったり期待したくなったりするわけで。
「対・人」として見れば、悲劇のヒロインになりたがるおばさんだったり、自分の感情をコントロールできないおじさんに見える。
「親」という色メガネではなく「1人の人間」として客観的に見ることができる。
わかりやすくいうと、「あ、ヤベェ」ということに気づくことができる。笑
これは、友人しかり恋人しかり夫婦しかりそう。
「対・人」として見れば、ヤバイ人とズルズル付き合うこともなくなる。
また、フラットに人の良いところをきちんと見られるようにもなるよ。おすすめ♪
好きなタイプは、一緒に人生を楽しめる人
この間「都ちゃんて、どんな男が好き?」と聞かれたので、「好きな“人”は〜」とやんわり訂正しながら答えた(多分相手気づいてない笑)
そういえばこの間「都ちゃんってどういう男が好きなん?」って聞かれた。
— 都@自由人 (@miyakokara) June 29, 2019
たしかに一般的に多くの人は異性を好きになるのが当たり前やもんね🤔
なにげない会話って、相手の中の「前提」が分かるから面白いなーと思う🤔#パンセク #LGBTQ
基本的に、固定された「好きなタイプ」というのはあんまり無いように感じる。
過去好きになった人や付き合った人を思い返してもみんなタイプバラバラやし。
強いて言うなら、お互いを尊重しつつ一緒に人生を楽しめる人。
人はみんな違うから、価値観を押し付けずその違いを認め合える人がいい。
そして一緒にいて楽しい人がいい。ネガティブな人は嫌だ。笑
あと、感情的じゃ無い人やね。
感情的な人は苦手。まず会話にならないし相手の話を聞こうともしない。1人で勝手にヒートアップしていく人も多い。
子供の頃から周囲の大人がそうだったので余計に苦手なのかもしれない。
どんなに頭にきても腹がたっても、やっちゃいけないことはやっちゃいけないことだと思うので、そういうのがきちんと分かってる人がいいね。
惹かれるのは、自分の知らんことを知ってる人かな。
好奇心旺盛な性格なので、自分の知らないことを知ってる人に惹かれることが多いかも。
ちなみに私が芸能人でずーっと好きなのはカズレーザー。(ガチ)
前向きな考え方は尊敬したり共感するし、実はむちゃくちゃ賢いのにそれをひけらかさないところとか。
あと、バイセクシャルなところも含めて好きです。笑
(私はパンセクだけど、彼の「道が二本あるだけ」という感覚はわかる。私も、「好きになるのに性別が関係しないだけ」という認識だから。)
●ッチとかはどう考える?
パンセクと言っても、実は女の子とは付き合ったことがないのでそっち系はわからない。笑
セクシャリティを否定する必要は無いけど、まだまだマイノリティではあることは事実。
自覚してることと、好きな相手にカミングアウトすることは別やしね。
というか、相手の立場で考えたら(相手が一般的な異性愛者である同性の場合ね)、まずそんなこと打ち明けられたら困る人が大半やと思うんよね。笑
好きな人を困らせたくはないよね。笑
また、付き合ってもキスやハグなどの軽いスキンシップは大好きなんだけど、ウェット系は苦手というか。笑
結婚してた時期もあるのでもちろんそういうこともしてるし、好きな相手なら気にならないけど、あくまでスキンシップやコミュニケーションの一環という位置付けかな。
会話したり軽いスキンシップの方が好き。アホなこと言ったり、いたずらをしかけたり、ひっついたり。
親友のような、大切だけどウェットではなくて、軽やかで楽しい関係が好きなんやと思う。
もちろん真剣には付き合うけどね。笑
ここらへんはその人によるし、好みの問題やと思う。好きな人はまぁそっち系もがっつりしてるやろし。笑
まとめ
繰り返しになるけど、Xジェンダーもパンセクも、セクシャルマイノリティーの中でさえ、さらなるマイノリティだったりする。
だから「こういう人もいるんですよー」という一例として私の頭の中を書いてみた。
性別の概念も、もっと自由でいいと思うんよね。
「男は」「女は」って言いたがる人多いけど、男女どちらかだけっていうのも、それはそれでつまらないかもよ♪