【人間関係をもっと自由に】恩に縛られがちな人に知ってほしい「恩送り」という考え方
親切にしてもらったり優しくしてもらったりお世話になったりすると、嬉しい反面「恩返ししなきゃ」という気持ちになる人は多いと思う。
これは、「返報性の原理」という、人間のもつ心理のひとつが働いているからだ。
この返報性の原理があることで、優しさが優しさでかえってきたりして温かい気持ちになることも多いんだけど、その一方で恩にガチガチに縛られてしまう人も多い。
ここでは、そんな人にぜひ知ってほしい「恩送り」という考え方をご紹介するよ。
親切にしてもらったから、、、
お世話になったから、、、
こんな風に、嫌なことを断れなかったり自分の意見を言えなくなったりしてしまう人には、ぜひ知ってほしい考え方であーる♪
恩送りとはなんぞ?
恩送りとは、誰かから受けた恩を直接その人に返すのではなくほかの誰かへと送るという考え方だ。
Aさんから受けた恩を直接Aさんに返すんじゃなく、ほかのBさんへと送る。
受け取ったBさんは、またほかのCさんへとつないでいく。そうして恩が、ぐるぐるぐるぐるまわっていく。
恩とは、やさしさ・いつくしみ・めぐみなどのこと。誰かから受けた恩をほかの誰かにつなぐことで、循環し、まわりまわって社会全体が良くなっていく。
「負の連鎖」という言葉があるけど、恩送りは「正の連鎖」ともいえるね。
規模が大きく、途方もない考え方のように思えるかもしれないけれど、この考え方ってすごく大切。
恩にガチガチに縛られていた私に言った、とある人の言葉
私はかつて心身ともにぶっ壊していた時期がある。
今のように開業届を出して自営業としてしっかりとこなしていたわけではないけれど、数人で新しい事業を立ち上げようとしていた。
当時はパソコンも持っていなくて(ちょうど壊れてしまっていた)パソコンを用意してくれたり(貸し出してくれた)、私の体調に合わせて仕事ができるようにと考えてくれたりと、すごく親切にしてもらったことを覚えている。
でも心身ともにぶっこわしていた私は、その恩を返すことができなかった。それを後ろめたく思っていた私に、その人が教えてくれた言葉が「恩送り」だ。
恩は、その人に直接返すだけじゃなく次の人へ繋いでいけばいい
人の感情って伝染する。嫌な気持ちも伝染するけど、優しい気持ちも伝染する。人に優しくされたら優しい気持ちになるし、自分も人に優しくしたくなる。
誰かから受け取った優しさを、またほかの誰かへとつないでいく。
それを受け取った誰かは、またほかの誰かへとつないでいく。
きれいごとだと思う人もいるかもしれないけれど、そうしてめぐりめぐっていけば、今よりも優しくてあったかい世界になる。
恩を受け取った人も、「返さなきゃ!」と恩に縛られることもなくなる。
返すだけが恩じゃないよ♪
まとめ
恩は、縛られるのではなくほかの誰かにつなぐもの。
こう考えれば、もっと自由になれるし、人にも自分にも優しくなれるよ。
恩や義理に縛られがちな人はぜひ意識してみてちょ♪