【お知らせ】虐待サバイバー写真展に掲載してもらったよ
虐待を生き抜いた虐待サバイバーの「今」の姿を撮影した写真展「虐待サバイバー写真展」
主催は写真家の田中ハルさん。全15人のサバイバーの写真が撮影完了後、実際の写真展や出版へと動き出す。
田中ハルさんのウェブサイトはこちら
今回私も虐待サバイバーとして参加してきた。
虐待サバイバー写真展の撮影完了✨
— 都 (@miyakokara) 2019年3月8日
田中ハルさんは穏やかですごく暖かい方でした☺️
写真展楽しみ😆!#虐待サバイバー #虐待サバイバー写真展 #前向きに生きる pic.twitter.com/YtWYX1BSqp
もくじ
- 選んだ12枚がこちら!
- 虐待サバイバーとして私が伝えたいこと
- 仮面をつけた理由
- 虐待を生き抜いた虐待サバイバーへ
- 今虐待を受けている人へ
- 人生は自分次第で変えられる。全力で生きろ。
- 掲載ページはこちら
選んだ12枚がこちら!
撮影当日は雲ひとつない綺麗な青空だった。
東京タワーと桜をバックに、200枚ほど撮っていただいて、最終的に選んだのがこの12枚。(掲載許可は頂いている♪)
もうね、真剣に撮ったから選ぶのにものすごく迷った(笑)
虐待サバイバーとして私が伝えたいこと
撮影のとき、どんな風に撮って貰えばいいのだろうかとすごく悩んだ。
当時の自分にほしかったものはなんだろう?
— 都 (@miyakokara) 2019年3月8日
包み込んでくれるような穏やかな優しさ?負けない強さ?人生の楽しさ?
色々考えて、包み込むような雰囲気と、凜とした表情と、全力で楽しんでいる表情を出せるように意識した#虐待サバイバー #虐待サバイバー写真展
決して暗いものにはしたくない。
当時の自分や同じく虐待を受けた虐待サバイバーが、立ち上がるきっかけを作れるような、希望の光となれるような写真にしたいと思った。
私が表現したかったのは主に3つ。
- 包み込むような優しさ
- 屈しない凛とした強さ
- 人生を全力で楽しむ笑顔
この3つを表現できるように心がけた。
全て、過去の私が欲しくてたまらなかったものだ。
仮面をつけた理由
私は今回、仮面をつけて撮影していただいた。
仮面をつけた理由は2つ。
1つは、物理的な心身の安全のため。
私は、身の安全と精神的な安定のため、虐待加害者である両親や親戚との関係をほぼ絶っている。
また、元親戚に粘着タイプがいて、ネットストーカーをしかねない人がいるため、顔出しがリスキーだったのだ。
もう1つは、虐待サバイバーのつけている「仮面」を表現したかったから。
虐待サバイバーには、「仮面をつけて生きてきた」人や、「今なお仮面をつけて生きている人」がいる。
- 「いい子ちゃん」という仮面
- 「優等生」という仮面
- 「お調子者」という仮面
親の期待や要望を満たすためや、耐え難い現実を生き抜くために、さまざまな仮面をかぶって生きてきた虐待サバイバー。
私が診断された「解離性障害」も、「耐えられない現実から心を守るためにかぶった仮面」によるものと言える。
耐えられない環境に置かれたとき、人は自分の心を守るために、心を麻痺させたり切り離してしまうことがあるのだ。
また大人になってもなお、「普通」や「いい人」の仮面をかぶってしまう人も多い。
これらは全て「本当の自分」ではない。
でも、その仮面の下にはきちんと自分があって、いろんな表情がある。
そういったメッセージを表現するのにも、仮面はピッタリだと思ったのだ。
またこれは後づけ的な理由だけど、こうして私が顔出しせず活動することで、「こんな方法もあるんだよ♪」と何か活動をしたい人・行動を起こしたい人にとっての選択肢の1つにもなるかなと。
「必ずしも顔出ししなくていいんだ!」ってな感じでね♪
虐待を生き抜いた虐待サバイバーへ
虐待を受けた虐待サバイバーのあなたへ。
まずは生き抜いた自分を全力で褒めてあげてほしいし、大切にしてほしい。
そして、あなたをないがしろにした奴らのことなんて頭から追い出してほしい。
「いつまでも過去のことをぐちぐち言うな」って言ってるんじゃなくて(ネガティブは嫌いなのでそれも多少はあるけども)、「思い出す価値すらない」相手だからだ。
そんな奴らのために、大切なあなたの時間や労力や思考を使わないで。あなたが苦しまないで。
時間も思考も労力も、無限に湧いてくるわけじゃない。大切に使わなければいけないものだ。
そんな奴らに使うんじゃなくて、あなたは、あなたとあなたの大切にしたいもの(大切にしたい人やことも含む)のために、あなたの全てを使ってほしいのだ。
今虐待を受けている人へ
今虐待を受けている人へ。
私はかつて虐待を受けていて、児相にも保護された。ストレスから、心身ともにたくさんの病気を抱えたし、自殺未遂も経験している。
だけど今、私はこうして生きている。
どんな方法でもいい、死なないで。
正直言うと、助けてくれない人はたっくさんいる。でも、助けてくれる人もゼロじゃない。
だからSOSは出し続けて。
大人になってしまえばこちらのもの。圧倒的に自分で自分の人生を決められる。
あと、あなたを蔑ろにした奴は、あなたより弱い。心が弱いから、あなたを蔑ろにすることで、自分を満たすの。
だからあなたは決して弱くなんかないよ。
具体的な逃げる方法は私も色々知ってるけど、多分この方のほうが知識は多い。(法律的なこととか)
今一生さんは、虐待や家出についても本を書かれている。私も、実際にお会いしたことがあるけど、懐がすごく大きくてあったかい方だった。
「もう嫌だ!」と思ったら、勇気を出して連絡を取ってみて。
人生は自分次第で変えられる。全力で生きろ。
人生を楽しくするか苦しくするかは全て自分次第。
過去に虐待を受けた事実は消えない。
でも、今や未来をどうするかは自分で決めることができる。
全力で楽しく自由に生きてやれ♪
掲載ページはこちら
掲載ページが公開されました!こちらから見てくださいませ♪(2019.3.11追記)