自由人法帳

「縛られず楽しく自由に生きる」がモットー

家で外出自粛できない人が、避難できる場所まとめ

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「外出自粛」「おうちですごそう!」なんて言われているが、たぶん幼少期の私が家でいたら、大袈裟じゃなく死んでいたかもしれない。

 

物理的な危険はもちろん、あまりのストレスにコロナじゃなくとも心身ともに病んでしまっていたと思う。

 

コロナ以前に、「家でいること」のほうが危険な人や「帰れる家自体がない人」もいる。

 

ただでさえ身動きが取れずストレスの溜まる状況では、虐待やDVはより一層酷いものになる。

 

普段なら加害者も仕事などで日中居ないことも多いが、在宅勤務になればより一層被害者の逃げ場はなくなってしまう。

 

危険性はニュースでも取り上げられている↓

【新型コロナウイルスと増えるDV・虐待】全国女性シェルターネットが政府に要望書提出、移住女性も被害に(巣内尚子) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

外出自粛、おうちですごそうっていうけど、そういう人たちはいったいどうすればいいというのか。

 

虐待サバイバーとして見逃せない問題だと思ったので、調べたり考察してまとめた。

 

少しでもかつての私と同じ思いをしている人に届いてほしいと思う。

 

 

車があるなら車上生活はアリ

マギー審司が車上生活をしていて叩かれていたが(笑)(たしかに閉鎖された体操施設を利用するのは違うと思う(笑)感染面を考えて、それなら部屋を借りたほうがいいと思うし)

 

車上生活だけを見れば全然アリだ。

 

車は乗る人が限定されているし、窓を開ければこまめに換気できる。車内もアルコールスプレーでこまめに拭けばいい。

 

買い物やトイレ、シャワーなどはどうしてもお店のものを借りることになってしまうが、「なるべく外に出ない」ということはできる。

 

スーパーなどへの買い出しは必要な外出だし、買ったものは車内で食べればいい。

 

田舎のほうに停めれば、人との接触は限りなくゼロにできる。(必要以上に移動してはいけないが)

 

実際にこういった生活をすでにされている方もいる↓

 

「いつでも逃げられる」という移動性も重要ポイントだ。

 

車がないという人は、一時的にレンタカーを借りる手もある。

 

こちらも長期で借りてしまって消毒を徹底すれば移動できるシェルターになる。

 

ホテルやゲストハウスに逃げ込む

コロナにより、飲食業や観光業は大打撃を受けている。中にはお客さんが来ないからお店を閉めてしまうところもある。

 

ただその一方で、お客さんに来てもらうためにと、通常より安く部屋を提供しているところもある。

 

家に引きこもれないのであれば、外で引きこもればいい。くれぐれも、換気をしっかり・手洗いうがい・マスクの着用は忘れずに。

 

例:宿泊予約サイト「Booking.com」 で、大人1人・大阪市・4/23~5/23の1か月間で、安い順に並べた検索結果(4/23現在)↓

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1ヶ月28,215円から利用することができる。マンスリーマンションなどを借りることを考えれば全然安い。

 

避難場所を提供している団体も

海外ではすでに、いるべき家がないホームレスの人や、DVや虐待などで家にいられない人を対象に、空室になったホテルやモーテルを貸し出しているという。

現在の危機を巡って最も支持されている解決策は、住む家をもたない人たちをホテルやモーテルに収容することだ。誰もが家にいて旅行に出なくなったので、いまは宿泊施設の大半が空室である。カリフォルニア州テキサス州などは、ホームレスのなかでも最も弱い立場にある人々をホテルに収容する取り組みを、すでに開始している。

自己隔離のために「いるべき家」がない:新型コロナウイルスの影響で、ホームレスの人たちの生活は厳しさが増している|WIRED.jpより

 

日本でも少数ではあるが、家に避難できない人のために避難先を提供してくれている方もいる。

東京新聞:<新型コロナ>家にいられない少女救え 虐待悪化 外では性被害懸念:社会(TOKYO Web)

 

 

こちらは東京都渋谷区で少女たちの自立支援を行っている社団法人Colabo」さんによる「Tsubomi Cafe」という移動式カフェ。

 

様々な事情から家にいられない・帰れないという人のために安全に過ごせる場所を用意してくれるという。

 

子供のころ、こんな取り組みをしてくれている人が近くにいれば、どんなに心強かっただろうかと思う。てか今現在も普通に行ってみたいし(笑)

 

↓気になる人はぜひアポを取ってみてほしい。

>>>Colabo HP

>>>Colabo twitter

 

また、厚生労働省のHPには、コロナで外出自粛による虐待やDVに関する相談窓口の連絡先もまとめられている。こちらもぜひ有効に使ってほしい。

>>>厚生労働省HP

 

画面をスクロールして、「生活環境の変化等でストレスを抱えている方へ」という項目だ。

 

まとめ

正直、逃げ場としてはまだ全然数が足りていないと思う。

 

車上生活もホテルやシェアハウスも金銭的に余裕がなければ厳しいし、Tsubomi Cafeのような取り組みは一部の限られた場所でしかやっていない。

 

ただ、家にいることで危険にさらされてしまうのであれば、なんのための避難なのかわからない。いつまでこの状況が続くかもわからないしね。

 

外出を叩く人も多いが、もしかしたらその人はあなたのように安心できる家が無いのかもしれない。(必ずしもそうだとは限らないが)

 

持っている背景は人それぞれだから、どうか少しだけ想像力を働かせてみてほしい。虐待サバイバーからのお願いである。