自由人法帳

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「風の人」と「土の人」|「怖くないの?」って聞かれて、人によって怖いものが違うんだなぁとしみじみ思った話

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年末に移動を控えてる都だす(=゚ω゚)ノ

 

移動が間近に迫ってきたので、職場の人やお世話になった人に移動することを伝えたり挨拶をしていたりするんだけど、その中でいわれたことについてしみじみ思った。

 

「怖いもの」って、人によってぜんぜん違うんだなぁと。

 

 

「移動」は怖い?

お世話になった人に移動することを伝えたとき、「すごいなぁ。怖くないの?」って言われた。

 

子供のころからいろんなところを転々としてきた私にとっては、いろんな場所に住んだり移動することはもはや生き方のひとつみたいなものだったので、正直びっくりした。

 

え、移動って怖いんや」って、私にとっては衝撃だったのである(笑)

 

あなたが怖いものを私は怖くないけど、あなたが怖くないものを私は怖いよ(笑)

そのことを言った人は、その場所で18のころから約30年間ずーっと今の職場で働き続けてきた人だった。

 

30年!自分の年齢でさえ届かないその途方もなく長い年月、この人は一つの場所でずーっと働き続けてきたのか。

 

そう思うと、私にとってはすごく衝撃的なことであると同時に、「私には絶対にできないことだな」と思った。

 

今の場所で住み始めて、だいたい2年がたったけど、今の時点で私はもう結構おなかいっぱいになっているふしがある。

 

今の場所が嫌いなわけじゃないし、むしろ今まで移り住んできた中で1番好きな場所である。

 

でも、もう移動したくて仕方がないのだ。

 

今までいろんな場所に移り住んできて、「変わらないこと」があまり得意でない私にとって、「30年同じ場所で働き続ける」ということは、想像しただけで途方にもなく気が遠くなりそうになったし、ものすごく怖いことだった。

 

あなたは「移動すること」を怖くないのか?と言ったけど、同じように、私は「定住することって怖くないの?」って思ったよ(笑)

 

1つの場所でしか住めないことが私は怖い

私は思った、1つの場所でしか住めないことが私は怖いのだ。

 

なぜなら、1つの場所でしか住めないということは、その場所でしか生きられないということだから。

 

その場所で何が何でも生きていかなければならないし、その場所に適応しなければならない。その場所が絶対的存在になってしまう。

 

複数の場所で生きていれば、多少自分に合わなくても「ま、そういうこともあるよね」と考えられるし、よっぽど自分に合わないのなら「ほかにもっと自分に合う場所があるかもしれない」と他の世界を見に行くことができる。

 

人の性質を表す言葉で、ローカルな地域コミュニティに根ざした人を「土の人」、移動者で様々な地域コミュニティに属した人を「風の人」と言ったりするけれど、私は典型的な風の人なんだろうなと思ったよ。

 

人の価値観は人それぞれ。好きに生きよ♪

とはいっても、1つの場所で長く住むことがダメなわけじゃない。1つの場所で長く住めば、そのコミュニティでのつながりはより深く密なものになる。

 

よく、「地元の友達が」という表現をする人がいるけれど、私はすこしその表現がうらやましかったりする。私には地元と呼べるものがないからである。

 

いろんな場所に移り住んできたけれど、地元や出身と言われると、私はどこが自分の地元であり出身なのかがわからない(笑)

 

今はそんな生き方も含めて私なんやなぁと思っているけどね(笑)

 

人の価値観は人それぞれ、自分の好きなように生きよう♪