自分と人の間にしっかり線をひけば、自分も人も大事にできる
自分と人の間にきっちりと線を引く。
これ、一見「冷たいな」と感じる人もいると思う。かつては私もそう感じていたし(笑)
でも、今ではそれは違うなと思う。むしろ、自分と人との間にしっかりと線を引くことで自分も人も大事にできるぜというお話。
自分の領域と人の領域
人間関係には、自分の領域と相手の領域とがある。
たとえば初対面で、あなたがどう振舞うかはあなたの領域で、あなたのことをどう思うかは相手の領域だ。
あなたがどうふるまうかはあなたが選ぶことができる。でも、相手があなたのことをどう思うかは、あなたが選ぶことができない。
しっかりと線を引くことがなぜ大切か
しっかりと線を引くことが大切な理由、それは、悩みが圧倒的に減るし、お互いにしっかりと自立できるからだ。
まず、悩みが圧倒的に減る。これはほんと(笑)
さっきの初対面での例でいえば、「嫌われたらどうしよう」というような不安がなくなる。
人見知りだという人や、初対面の人と会うのが苦手という人がいるけど、その多くは、「嫌われたらどうしよう」とか「ちゃんと話せなかったらどうしよう」という不安があることが多い。
でもはっきり言ってしまうと、好かれるときは好かれるし嫌われるときは嫌われる(笑)
なぜなら、あなたをどう思うかは相手の領域だから。そこには相手の価値観があるし相手の判断基準があって、あなたがコントロールすることはできない。
そして中には、嫌われたほうがいい相手もいる。
たとえば、人をコントロールしようとしたり、依存したりする人、いじわるする人など。こういった人たちに好かれると逆に厄介だ。
こういう人たちに好かれた結果、私は、相手がストーカー化したり、毎日愚痴電話をかけられたり、拒否した結果いじめられたりした。嫌われたほうがいい人もいるんだなーと学んだのだった(笑)
あなたはあなたらしく、堂々とふるまえばいい。私は「楽しむ」のがモットーなので、初対面でも「楽しむ」ことを第一にしている。楽しもうと考えると、楽しい空間を作ろうとふるまうし、お互いに楽しい場になる。
そして、嫌われるときはちゃんと嫌われる(笑)(私の場合、僻みっぽい人やまじめすぎる人からは嫌われることが多かった)
こういう風に考えれば、悩みは圧倒的に減る。
次に、お互いが自立できる。依存的な関係は、ほんとなんの得にもならないし、下手したら共倒れになる(by経験談)
だから人間関係は、お互いに自立していることが大前提だ。ここまでは自分の領域、ここは相手の領域としっかり線を引いておけば、破綻した関係なのに依存して離れられないということがなくなる。
よく、ひどい男に依存されて離れられず、それどころか「私が何とかしてあげなきゃ」という人がいるけれど、それは「離れない」「背負い込む」という選択肢をその人自身が選んでいる(笑)
そのままでは疲れ果ててしまうのはあたりまえだし、相手も自立できなくなってしまう。だって自分の足で立たなくても、あなたがなんとかしてくれちゃうんだもん(笑)
一緒にいて楽しく過ごせるのか、お互いにとってプラスになるのか、そういったことをしっかり考えて、時にはバッサリ切ることも大切だ。(と、バッサリ切りまくってきた本人が申しておりますw)
人の領域は踏み荒らさない、自分でコントロールできないことは考えない
「嫌われたらどうしよう」とか「私が何とかしてあげなきゃ」とか、自分ではコントロールできないことで悩んではいないだろうか。
それは相手の領域だし、あなたが考えても仕方ないことだよ。
極端に行っちゃえば、たとえばさっきの例でダメ男がお金がなくて路頭に迷っても、それはあなたがなんとかしなきゃいけないことじゃない。
この国には最低限の保証制度がある。いざとなったら、生活保護などの制度をフル活用すればいい。生活保護の受給を悪いことのように言う人もいるけど、不正に利用することダメなだけで本当に必要なら活用すればいい。それは日本国民である限り当然の権利だ。
お金に困っているというのであれば、こんな制度があるよとか、こんな仕事があるよとか、紹介してあげるのはいいと思う。私も過去に経験がある。でも、それをつかむかつかまないか、行動するかしないかはその人の選択だ。
「自分でコントロールできないこと・相手の領域のことは悩まない」こう考えるようになると、悩みが圧倒的に減るし、自分自身のことに集中できる。
人との関係もフラットになるし、自分の人生に集中できるよ。
まとめ
依存的な相手との関係にも悩まされたことがあるので、人と自分との間の境界線はすごく大切だなと思う。
もし人のことで悩むこと多いなーって人は、自分と相手との境界線がちゃんと引けているかを一度確認してみて。
それは冷たいことじゃなくて、お互いを大切にできる方法だよ。
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