【人間関係の悩みから自由になるコツ】去る者は追わない
友達付き合いや人間関係で何かと悩みがちな人に知ってほしい、たった1つのこと。
それは「去る者は追わない」ということ。
もくじ
去る者を追うからしんどくなる
人間関係で悩みがちな人って、相手の気持ちが離れていることに気づいて繋ぎとめようとする人が多い。
友達にしろ恋人にしろ、相手が離れようとしていることに気づくと、「え、なんで!?私なにかした!?」と、必要以上に心配になってしまったり深刻に考えてしまったりする。
結果、必要以上に相手の顔色を伺ってしまったり、相手に執着してしまったりする人も多い。
気持ちは分かる。私もかつてはそうだった時期があるしね。
ただ、そういった行動をすればするほど、相手からすれば鬱陶しくなったり、「サーっ」と気持ちが離れてしまう。
たとえそこにどんな意図があったとしても、「しつこくする人」からは、自然と人は離れようとしてしまうのだ。
去る者を追うと、あなたから離れようとしている人(去る者)も、あなた自身も(去られる者)も、どちらも苦しむことになる。
「合わない」ことは普通に起こること
いろんな場所を転々としてきたから余計に思うことなんだけど、人間関係では「合わない」ということは普通に起こる。
また、時間の経過や環境の変化によって「合わなくなる」ことも起こる。
- 学生時代の友達が、卒業してからはなんか話が合わないし、遊んでも楽しくない。
- 結婚して主婦になった友達と、ことごとく話が合わない。
などなど。
これ、女性は特に当てはまる人が多いんじゃないかな。
男女比で比べると、今の日本社会では、環境の変化でライフスタイルが変わるのは女性側が多いしね。
私も何度も経験していて、疎遠にされたこともあるし、逆に疎遠にしてしまったこともある。
時間の経過や環境の変化によって既存の人間関係が合わなくなることは、普通に起こる出来事なのだ。
あなたに原因があるときばかりではない
ここまで読んで勘のいい人なら気づくかもしれないけれど、人間関係が破綻するときって、必ずしもどちらかに原因があるとは限らない。
もちろん、支配・干渉・暴力・コントロールなど、明らかにどちらかに原因があることはある。
だけど、人間関係が破綻するときの大半の理由は「なんとなく合わない」ということが多い。
一緒にいて、居心地が悪くなってしまうのね。しっくりこないというか。
離婚問題にもなることも多い、いわゆる「価値観の不一致」というやつだ。
人間関係で悩む人には2種類いて、片方は「私が悪い」と自分のせいだと思う人、もう片方は「相手が悪い」と相手のせいにしてしまう人がいる。
でも、これ実はどちらも間違い。必ずしもどちらかが悪いわけではない。
また、それを突き止めたところで、結果的には嫌な気持ちやお互いを憎む気持ちにしかならないことも多い。
だから、「私が悪い」とか「あいつが悪い」といった、犯人探しをするのはやめたほうがいい。
実際は、「価値観が合わない」だけのことも多いから。
相手の気持ちは相手が決めること
もしかしたら、相手はなにか怒っているのかもしれない。
なにかしら誤解や勘違いされている可能性があるなら、その誤解を解くことに努めることはいい。
ただそれでも、話を聞いてくれる人と話を聞いてくれない人がいる。
また、結果的に勘違いだと分かったとしても、そのあとしこりを残してしまったりギスギスしてしまうことはある。
人には感情があるから、これはどうしても仕方のないこと。
そんな時、自分を責めてしまいがちだという人に知って欲しいのが、「相手の気持ちは相手が決める」ということ。
相手が怒るか・許すか・疎遠にするか、それらはすべて相手側が決めること。
だから必要以上に背負いこんだり、「私が悪い!!」と悲劇のヒロインになって悩み続けてはいけない。
やるだけのことをやって、それでも壊れてしまう人間関係なら、それはそれで仕方のないことなのだ。
去る者は追わない!これだけで人間関係が圧倒的に楽になる
人間関係で悩んでしまいがちな人は、「去る者は追わない」と心がけてみよう。
これだけで、かなり人間関係で苦しむことは少なくなる。
また、捨てる神あれば拾う神ありということわざがあるように、去る人がいればまた新たにやってくる人もいる。
私はいろんなところを転々としてきたから、疎遠になった関係もたくさんある(というか残っているものの方が少ない)
だけど不思議なもので、1人の人との付き合いが終われば、また新たな人との付き合いが始まっている。
だから私は、「人間関係は、その時の自分にとって必要なものが手に入るのかもしれないな」と思っている。
価値観が合うからこそ、人間関係って築かれるものだしね。極端に価値観が合わない相手とは、やっぱり親密な関係を築くことはできなくなる。
人間関係に苦しんでしまうという人は、「今までありがとう」という気持ちで、去る者はそっと見送ってみよう。
そうすれば苦しむことはなくなるし、それは、「今」のあなたには必要のない人間関係だから。