毒親育ちでないだけで人生は無敵
最近父と友達になった。>>くわしくはこちら
一般的な親子関係ではないが、友人のようにいろんな会話をするようになった。虐待サバイバーで親子関係が破綻していたので、成人してから親子関係を学んでいる(笑)
で、その中で思ったのは、「毒親育ちじゃない人って、それだけで楽しいし自己肯定感爆上がりやでな」ということである。
最近父と普通に会話するんやけど、毒親育ちじゃ無い「普通の家庭」はデフォルトでたぶんこんな感じなんやろなーすげー✨ってすごく不思議な感覚
— 都@旅人自由人 (@miyakokara) 2020年6月6日
成人した後に「親子関係」を学んでる(笑)
うまく言えんけど、新たなことを知った時のあの感覚#毒親育ち #虐待サバイバー https://t.co/2kOsQPsLJI
虐待を受け、その後親と友人になるって自分で書いていてもなかなかないことだと思うので、まとめてみた(笑)
父と友達になって気づいこと
父と友達になっていろんな話をするようになった。
といっても、今までの人生やら重たい話ではなく(そういうの超絶苦手w)「今度こんな映画がやるらしい」とか、「〇〇っていう新商品知ってる?」とか、「〇〇って知ってる?どこそこ放浪した時に見たんやけどさー」など、ほんと、なんてことない情報の交換だ。
それが素直に楽しいし、不思議と過去のことは思い出さなくなってきた。過去のことを思い出さなくなったというよりか、過去に意識が向かなくなった。常に今か未来のことでわくわくしている。
基本的にいつまでもうじうじ言うのが嫌なので、このあっさりしていてカラッとした会話がむちゃくちゃ心地いい。
家庭環境が良いってそれだけで奇跡
ネグレクトされていたときは、「普通は考える必要のないこと」を常に心配しなくてはいけなかった。
たとえば、「今月は電気ガス止まらないかな」とか、「今日は帰ってくるかな」とか、「今日は先生に呼び出されないかな(学費滞納)」とか。
そういった不安や心配にかられなくて済むってそれだけで超絶ハッピーだ。
そして、普通に会話ができて暴言や怒鳴り声のない環境は安心感でいっぱいだ。
虐待サバイバーでネグレクト経験者としては、家庭環境が良いってそれだけで喜ぶべきことだ。大切なことなので繰り返し言うけど、家庭環境や親子関係がよいってそれだけでほんと奇跡。
削られまくった自己肯定は自分で上げろ!
で、虐待サバイバーの経験から言うと、虐待やネグレクトを受けると自己肯定感はガンガンに削られる。
私も今でこそこんなんだが(どんなんだ笑)かつては自己肯定感がとてつもなく低かった。それによりかなーーーり苦しんだ。
自己肯定感とは、自分で自分の存在を認めることできる感覚だ。無条件に、自分は価値がある存在で、大切なものであると実感できるという感覚である。
自己肯定感とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心、自己存在感、自己効力感、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である。 ウィキペディア
ていうか、自己肯定感が正常である人は、それらが普通過ぎて意識すらしないと思う。
通常自己肯定感は、親子関係やそのほか社会との関係の中で自動的に学んでいく。大切にされたり大切にするという人間関係の中で自然と学んで育っていくのだ。
しかしその過程で虐待やネグレクトを受ける(=大切にされない経験を重ねる)と、自分が大切な存在だと思えなくなる。だって大切にされないことがデフォルトだからね。
大切にされることがデフォルトな人は大切にされないことがわからないし、大切にされないことがデフォルトな人は大切にされることがわからない。
結果、自己肯定感の低い人は、「なんで生きてるんだろう」とか、「なんで生まれてきちゃったんだろう」とか考えるようになる。また、大切にされることに条件を探し出す。(例:きれいだから生きる価値がある、不細工な私は生きる価値がない、みたいな)
自己肯定感が低いってかなりやっかいだ。人の親切や愛情も受け取れなくなってしまうし、「こんな私が大切にされるわけがない」と人を信じることができない。
ただ、幼少期に自己肯定感をガンガンに削られようが、その後は自分で自己肯定感を上げるしかない。
なぜかというと、自己肯定感が低い人って、他者から見るとはっきり言ってめんどくさい。
だって想像してみてほしい。何言っても「どうせ」とか「私なんて」ってネガティブな人とは誰も進んで関わりたいとは思わん(笑)
大半の人は、付き合いきれんというのが本音だ。
だから自分のためにも、自分の自己肯定感は自分で上げる必要がある。
これがなかなか難しくはあるんだけど、成功体験や本を読んで自分自身を理解していくことで自己肯定感は上げていくことができる。私は本にかなり助けられた。おすすめの本をピックアップしておくので、気になる方は読んでみてほしい。
まとめ
まさか成人してから親子関係を学ぶとは思わなかったし、父と会話するようになるなんて思わなかった。
くりかえしになるが、過去には絶縁していた(100万貯めて家出て放浪したりしてたw)
でも今こうして普通に会話したりするようになって、きれいごとやお世辞でなくほんと、毎日の幸福度が上がったし楽しい。
で、「毒親育ちで無い人ってこれがデフォルトなんよなー」と考えたら「すごい」って思った。安心感のある毎日ってすごい。毒親育ちで無いだけで人生は無敵だ。
だから今大切にしてくれるご両親のいる方は、ぜひその関係を大切にしてほしいと思う。心から。